製品情報

トップページ > 製品情報検索 > アプロンⅡ

プレキャスト張出歩道/アプロンⅡ

 歩道・自転車道の拡幅などに用いる張出歩道『 アプロンⅡ 』は、擁壁機能が一体化した無駄のない機能的な構造のプレキャスト張出し歩道です。歩行者と自転車の安心・安全確保が容易にでき、設置後のメンテナンスが不要です。

概要

張出し歩道 『アプロンⅡ』 は、現況に沿って擁壁のように高さの調整が可能です。
通行人の安全・安心確保のために、幅員の狭い歩道・自転車道拡幅が容易な交通安全施設です。
歩道の拡幅と擁壁が一体化した拡幅擁壁の機能を持ったプレキャスト張出歩道です。
基礎部と底版の連結により縦・横方向とも一体化、歩道の幅・高さを任意に設定できる片持式プレキャスト張出歩道
( 歩道拡幅擁壁、支柱・受桁  無し)、設置後のメンテナンスが不要です。

掲載期間終了 NETIS登録番号 No.SK-060015-V
アプロンⅡのカタログ資料はこちらから。特別会員の方がご利用できます。

使用例

アプロンⅡの機能活用工法・他工法との併用施工例

塩害対策製品・横引き施工(マルチスライド工法)
 
急速施工
(基礎版・現場ヤード製作の防護柵基礎利用)
擁壁機能を活用した張出し歩道
護岸併用張出し歩道

特徴

1. 安定した構造
  現場で打設した基礎コンクリートから突出させたアンカーボルトで製品を結合することで、縦・横方向を一体化させた構造です。
  また、プレキャスト基礎を使用することで完全なドライ工法も可能です。
2. 優れた安全性
  基礎と製品を結合することで、現場作業の安全性をたかめ基礎コンクリートと底版上の土重が、転倒・滑動防止に有効作用し経済的な安定構造となります。
  歩道部は、雨水などで濡れても安全な滑り止め模様でスリップ防止。
3. 排水性の向上
  歩道部の2.0%勾配、側壁の水抜穴・目地穴により排水性がよく、側壁背面に水が溜まり難くなっています。
4. コストの削減・交通規制の早期開放
  基礎コンクリート以外のコンクリート打設がないため施工が早く、コスト削減に繋がります。
  また、製品据付け後、すぐに埋め戻すことができるため早期の道路交通規制開放が可能です。
5. 工事公害の低減
  現地発生土が有効利用できるため、建設残土の減少が図れる。
  また、工期短縮により、CO2の排出も工事関係車両の減少比率で低減が期待できる。
6. 多様性
  製品形状がシンプルなため、カーブ対応や端部調整が可能です。
  底版や側壁寸法を変えることができ、現場条件に合わせて柔軟に対応することができます。
  片持式支持構造であるため、歩道部背面には側溝やガードレール等も設置可能です。

用途・適用範囲

用途
歩道の設置、歩道拡幅、バス停留所、待避所

適用範囲
歩道部の荷重条件・・・群集荷重 - 5.0kN/m2、転落防止柵 - P種
               (注.その他の荷重条件は設計計算による)
           歩道幅 1.0~3.0m以下の歩道拡幅や設置

形状及び寸法

● 標準規格


●対応規格
対応できる規格寸法は、Min~Maxの寸法の間で10㎝ピッチで対応致します。
 注) 側壁の高さと底版の長さを変えたい場合には、お問い合わせ下さい。

施工

標準据付歩掛

●敷設概要図
(注)  上記歩掛かりは、場所打ち基礎工及び製品据付手間であり、ガードレール、パイプ設置、埋戻し等は含まれていません。
<国土交通省土木工事積算基準(平成22年度版)引用>
   雑工種は、労務費、機械賃料及び運転経費の合計額に上表の率を乗じた金額を計上する。

プレキャスト張出歩道/アプロンⅡ の施工事例

鳥取県日野郡日野町根雨

国道181号線沿いの歩道が狭いため、歩道を拡幅するための工事。
工事年度 2020年4月~8月
工事名 国道181号(根雨工区)道路改良工事(1工区)
施工規模 施工延長=32m
呼び・規格 アプロンⅡ 20-15、25-15
施工前
施工後
施工前
施工後

岡山県笠岡市東大戸

一日を通して交通量が多い路線ですが、歩行者や自転車が安全に通行できる歩道が整備されていませんでした。
小学校の通学路となっており、登下校の安心安全な通学に貢献させていただきました。
この路線は通行止めが不可能なため、片側交互通行かつ歩行者通路を確保しながらの施工を要するため、リフトローラー工法を用いて施工していただきました。
工事年度 平成28年度
工事名 単県 交通安全施設工事
施工規模 当工区総延長=109m 今回施工延長=21m
呼び・規格 アプロンⅡ 20-15
リフトローラーにて製品を運搬
リフトローラーにて製品を据付
施工後

東大阪市鴻池本町

歩道整備事業! 高齢者や身体障がい者の方々が安全に安心して利用できる歩道空間の確保
工事年度 平成25年4月
工事名 一般府道鴻池新田停車場鴻池線歩道整備工事
施工規模 延長95m
呼び・規格 アプロンⅡ 15-20
施工前
施工後
施工後
施工後

岡山県高梁市

敷設現場の現況は河川と住居に挟まれた狭所で、地元の要望により全面通行止め不可(生活道確保)、河川側からの工事・仮設が出来ない等の作業条件。
このような厳しい条件・狭所などの工事に相応しい工法が『リフトローラー工法』。
交通機関を止めることなく据付し、敷設作業は約2日間で終える事が出来た。
工事年度 平成25年4月
施工規模 約40m
工事開始前の現況
河川と住居に挟まれ道路勾配・カーブがある狭所
リフトローラによる横引き移動状況
(カーブ・折れ点・10%勾配にも対応)
工事竣工後の状況

岡山県岡山市南区妹尾西

国道2号線妹尾西交差点の渋滞緩和を目的とした車線増加工事に伴う歩道設置工事
工事年度 平成23~24年度
工事名 国道2号線妹尾西交差点改良工事
施工規模 約400m
呼び・規格 アプロンⅡ 10-20 B=850 H=1200

和歌山県西牟婁郡上富田町

歩道拡幅工事。組立歩道と比較し、経済的な面で優位となり採用。
工事年度 平成22年3月
工事名 国道311号交通安全施設等整備工事
施工規模 延長62m
呼び・規格 アプロンⅡ 15-20 B=1150×H=950~1550

岡山県久米郡美咲町打穴中~津山市福田地内

国道53号久米郡美咲町打穴中から津山市福田地内における歩道工事
中学校への唯一の通学路で、歩道未整備の箇所が存在して通学に危険、安心して通行できる歩行空間を確保するための歩道整備事業
現場条件
・AM9:00~PM5:00までの片側交互通行
・掘削・据付・埋戻・舗装を時間内に行う
プレキャスト化の急速ドライ施工によって、早期の交通解放が可能となった。
工事年度 平成22年度
工事名 国道53号打穴中地区外歩道工事
施工規模 約 314 m
呼び・規格 アプロンⅡ 20-15 B=1850、15-20 B=1550、10-20 B=1250
概要図
アプロンⅡ 施工事例
施工記録・・・急速ドライ施工
(基礎版・現場ヤード製作の防護柵基礎利用)


基礎版敷



敷きモルタル



アプロンⅡ 据付
ガードレール基礎据付
埋め戻し
完成供用開始

和歌山県有田郡有田川町

歩道拡幅工事。組立歩道と比較し、経済的な面で優位となり採用。
工事年度 平成19年度、20年度、21年度
工事名 国道480号交通安全施設等整備工事
施工規模 延長60m
呼び・規格 アプロンⅡ 25-15 (N)  B=1950×H=1700

兵庫県朝来市和田山町

老朽化した組立歩道の架け替え工事
水路も二次製品で対応
工事年度 平成21年度
工事名 物部養父線歩道設置工事
施工規模 120m
呼び・規格 アプロンⅡ 25-15-1300(h) ・ 大型水路 W1500xH1500/2500

和歌山県御坊市

歩道拡幅工事。既設の歩道横に水路があるため、張出歩道対岸にL型水路を設け、水路兼張出歩道とすることで既設水路線形を変える事無く、工期短縮と経済性が優位な点もあり採用となった。
工事年度 平成19年3月
工事名 御坊美山線地方道路交付金工事
施工規模 延長93m
呼び・規格 アプロンⅡ 10-20、15-20、20-15

関連製品

道路に平行して設置する縦断走行の側溝には、路面の集排水性能と路側走行の安全性が一段と向上する連続スリット溝を採用。
リンク利用規約個人情報保護方針
pagetop