暮らしのすぐそばで人々の安心安全を支える

街の中に大和クレス

プレキャストコンクリート製品
メーカーとして
安全安心を担う事業展開に
取り組んでいます。

プレキャストコンクリート(PCa)製品とは、生コンクリートを原材料として、工場で成型した製品のことをいいます。製品の仕上りが天候に左右されないこと、少ない人員で工期を短縮して工事を進められることも利点ですが、生産した製品の品質を確認した上で納品ができるという特徴もあります。

道路脇の側溝、水路、川岸の護岸ブロック、トンネルなどさまざまなインフラは人々の暮らしのすぐそばにあり、社会をより安全で快適にする大切な構造物。当社では、自然と人との間で安心安全を創ることを使命として、いかに自然と共生しながら人々の暮らしを守るかを考え、製品に反映させています。

未来へ向けて SDGs

「NET ZERO 2044」

2044年までに温室効果ガスの
サプライチェーン排出量を実質ゼロに

 セメント・コンクリート産業の脱炭素化に向けた取り組みを加速するプログラム「aNET ZEROイニシアティブ」を国内の主要コンクリートメーカーと共に推進することに合意し、2022年10月19日、東京都内において協定書に調印しました。

「aNET ZEROイニシアティブ」とは

 温室効果ガスの“期限付きネットゼロ運動”の環をコンクリート業界に拡げていくため、保有する素材系の脱炭素化技術や関連するテクノロジーを、包括的に技術移転するプログラム。各社、それぞれの思いと現状に寄り添いながら、脱炭素を目的とする期限付きネットゼロの構築を協定社が協力し合いながら進めていきます。

 大和クレスはネットゼロ達成の目標を、創業より80周年となる2044年としました。目標達成に向けた具体的な取り組みとして、「自己治癒コンクリート」の製造・販売を開始しています。これは、バクテリアがヒビを修復して、コンクリートの寿命を延ばすことができる技術。この結果、セメント製造時に排出される二酸化炭素を削減することにつながります。その他にもセメント製造時の二酸化炭素排出を抑えるために、セメントに変わる素材を使ったプレキャストコンクリート製品も製造しています。高炉セメントに高炉スラグ微粉末(鉄を溶かすときに出るゴミ)を混ぜて製造をしたり、現在は牡蠣殻をセメントに代用する実験も行っています。