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生態系配慮型水路/フリュームビオタイプ

水路の底版に設けた開口に土砂を充填することで水生植物の植生基盤となり、コンクリート三面張水路での水生植物の植生が可能となります。
水路が本来必要とされる機能を保持しながら、植物をはじめとする生態系へ配慮できるとともに、維持管理作業の軽減に効果的な水路です。

概要

水路が本来必要とされる機能を保持しながら、植物をはじめとする生態系へ配慮できるとともに、維持管理作業の軽減に効果的な水路です。

かつての農業用用排水路には、多くの生物や植物が住み、地域の住民がふれあう水と緑と人のネットワークが存在していました。
近年の圃場整備などによって、コンクリート水路が大半を占めるようになり、その環境は失われつつあります。
しかし、少しの工夫でコンクリート水路は環境豊かな水路に生まれ変わります。

ARIC農業農村整備新技術登録      No.312

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特徴・形状概要

1. 流路の確保
水路の中心部は泥が溜まりにくい構造、流路を確保します。
2. 水生植物の生育が可能
底版の開口には土砂を充填し、水生植物の植生基盤とします。
3. 地下水の影響を軽減
基礎部にも同様の開口を設けること、地下水を水路に取り込みます。
4. 生物のすみかの創出
底版開口の水生植物と側壁の間には泥が溜まり、底生生物、水生昆虫の生息空間となります。
5. 景観への配慮
側壁には間伐材を取り付けることにって、小動物の地上への這い上がり機能を付加し、景観への配慮も可能となります。
6. 安全への配慮
救助用ハシゴ及び階段パネル等を取り付け、水路の安全性を配慮した水路の構築ができます。

用途

「自然環境との調和への配慮」をする水路への改修・修復

※フリューム・ビオタイプは、SSS-Ⅱ型・Ⅲ型・フリュームなど母体としています。

規格詳細等は、営業担当者にお問い合わせ下さい。

使用例

底版の片側だけに開口を設けた事例です。
この地域の希少種であった植物を施工後、再移植しました。



オプション
双翼型魚道(ダブルウイング型魚道)
開口部に堆積した土砂を基盤に植物が成長しています。
非開口部では、流路が確保されています。




おさかなステーション(魚巣桝)
魚類の遡上習性に合わせた隔壁形状の双翼型魚道は
越流部が特殊な形状をした画期的な魚道です。




生態系配慮 「ワンド工法」
「おさかなステーション」は、コンクリート三面水路に魚類など
水棲生物の生息・生き残り空間を創出します。
オールプレキャスト製品であり、工期の短縮、省力化、環境へ配慮が可能です。




幅の異なった規格を組み合わせて、淀みをつくることで、
生物に配慮した水路となります。




間伐材貼付け工法(イメージ図)
側壁に間伐材をはりつけることで、コンクリート面の見えない、
景観に配慮した水路となります。

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